自分の職種の将来性について考えたとき、「この先ずっとやっていくのは厳しそう」と感じることはありませんか?
インターネットやスマホが普及したIT革命が起きて移行、様々な職種が生まれると同時に廃れる職種も多々あります。
自分の将来のためにも、できる限り早い段階で将来性のある職種のスキルや知識を身に付けて安心したいというのが普通です。
引用元:AIと共存する未来 ~AI時代の人材 - 厚生労働省
オックスフォード大学等では将来的に半分の職種がAIやロボットで代替される可能性があるとのこと。
つまり将来性のある職種の条件とは、以下のようなものとなります。
- AIやロボットで代替ができない職種
- 企業に依存せずに様々な形態で収入が得られる職種
- 給料が安定しているかつ需要がある職種
具体的に以下で解説していきます。
この記事の流れ
自動化できない将来性のある安定した仕事の条件
人間とのコミュニケーションが必要となる仕事

AIと共存する未来 ~AI時代の人材 - 厚生労働省
AIやロボットにできない仕事として真っ先に思い浮かぶのは、営業マンなどのコミュニケーションがメインとなる職種。
その他、介護士や看護師なども技術だけではなくコミュニケーション能力が必要とされる職種ですよね。
介護士で考えると物理的な労力がかかるような作業はすでにロボットを導入しているところもありますが、やはり高齢者の方々からすると少し抵抗があるようです。
対人関係が重要となる仕事は、AIやロボットでは代替えの利かない仕事だと言えるでしょう。
会社員としてもフリーランスとしても従事できる仕事
企業勤めしかできないと、辞めるまで一生企業の理不尽な要求に応えないといけません。
逆にフリーランスとしてしか働けないと、収入が不安定になったときに立て直しが効かなくなるなどの危険性があります。
将来性のある職種としては、自分の状況にあわせて独立も就職もできるものが望ましいところ。
例でいうと、ITエンジニアは雇用されて会社勤めすることもできるし、フリーランスとしてクライアントから直接仕事を受注したりもできます。
IT関連職種は場所にとらわれずに仕事ができるので、そういった面では強いでしょう。
また、医師も既存の病院に勤めることもできるし、自分で開業して新たに病院を作ることもできますね。様々な状況の変化に柔軟に対応できる職種が将来性のある仕事の絶対条件となります。
給料が安定しているかつ需要がある仕事
どんなになくならない仕事でも、給料が少ないものや人が余っているようなものでは将来性があるとは言えません。
とにかく、今後需要が増していくであろう職種を選択することが重要となります。
今の日本で考えれば、少子高齢化社会のため、高齢者向けのサービスの需要はこれから先も長くあることが想定できます。
また、これは上の条件とも重なりますが、ひとつの収入源ではなく自分で仕事を取ってこれるような状態を作れる職種を選ぶのが賢明です。
その職種で身につけたスキルで幅広い活動ができるかどうかを考えてみてください。
自動化できない将来性のある安定した職種一覧
ITエンジニア関連職種(プログラマー・Webエンジニアなど)
多くの記事でオススメされているITエンジニアという職種ですが、クラウドワークス などのクラウドソーシングサービスの掲載案件を見ればニーズの高まりは確かです。
プログラミングは勉強すれば誰でもできます。今から医師を目指すよりは、遥かにハードルが低い。
そういった面を踏まえても、今からスキルの習得を始めるのであれば、最も適した職種と言えるでしょう。
また、『ITエンジニア』といってもシステムエンジニアやネットワークエンジニアなど様々なポジションが存在します。
ITエンジニアとして様々な言語の知識を身に付けておけば、どこかの需要がなくなったとしても、すぐに他の仕事に対応することができます。
医療・食品・美容・土木建築サービスなど、システム開発・管理が必要のない業界というのは今やほとんどありません。
あわせて、TechAcademy [テックアカデミー] などのプログラミングを教えているスクールも年々増えており、独学で学ぶ方法も充実してきています。
就職支援をしているスクールも多いので、将来的にどのような仕事をやり、どのくらいの給料がもらえるのかというビジョンを具体的に見てみることをオススメします。
医療介護関連職種(医師・看護師・介護士など)
昔から給料が高いことで有名な医者ですが、IT革命が起こっても、その需要が変わることはありません。
医療技術の発達しても医師が不要になることはなく、むしろ対処できる症状が増えることで新たな技術が必要となる場合もあるでしょう。
今までになかった機械を使用しての治療技術など、身に付けなくてはならないスキルは年々増えています。
また、医療介護関連の職種は少子高齢化社会によって、人手が余っている状況はないため、スキルがあれば就職は容易です。
あわせて、それぞれフリーランス化も可能であるため、今回提示した将来性のある職種の条件を全て満たしている業界と言えるでしょう。
医療業界就職の唯一の弱点
唯一のネックはスキルの習得や資格の獲得にどうしても時間がかかるという点です。
未経験から転職するのはかなりハードルが高い業界であることに注意しましょう。
言語関連職種(翻訳者・日本語教師など)
Google翻訳などの進化によって、普段遣いの言語翻訳の需要は減ってくることが想定されます。
しかし、ビジネスにおける翻訳者の需要は引き続きなくならないでしょう。
これは前述したとおり、コミュニケーションが必要となる職種だからです。
また、海外で日本語を教える日本語教師も需要が高まっています。
言語関連職種はまだまだ人手が足りておらず、幅広い職種で必要とされているため、会社勤めも独立もできます。
IT化によって需要が減るようにも感じる職種ですが、実はニーズのある職種と言えるでしょう。
世界には様々な言語があるため、多くの言語の知識を習得すればするほど、安定性は高まる。
海外暮らしに憧れているのであれば、今から勉強しても遅くはないかなと思いますよ。
オススメの勉強方法
第一次産業関連職種(農家・漁師など)
僕たちが様々な食物を食べられるのは、すべて農家さんや漁師さんあってのものです。
根本的な食料の生産に関わる仕事は、IT革命の影響は受けづらいでしょう。
これは機械で完全自動化するには、コストがかかりすぎるため、人間を使って生産したほうがコスパが良いためです。
農家は土地が必要となるため、持っていない場合は既存の農家に雇用してもらうか、土地を購入するしかありません。
漁師の場合は漁協・漁業会社にアプローチをしつつ、必要な資格(船舶免許や漁業無線 など)の獲得に尽力する形になるかなと思います。
忍耐力のいる職種とはなりますが、需要がなくなることのない仕事でもあるため、検討してみる価値はあるでしょう。
将来性のある職種へ転職して人生を豊かにしよう
時代の流れはこの先もどんどん加速していくことが予想されます。
現状維持が当たり前だと思わず、自分自身が時代に合わせて変化できる準備を整えておくことが重要です。
幅広い視野を持って自分の進む道を決めましょう。まずは行動(リサーチ、勉強など)あるのみです。